ビタミンCと脳の関係
2022/02/17
お肌だけではない！脳にこそビタミンCが必要
ビタミンCといえば、タンパク質と一緒にとることでコラーゲンに。
ビタミンA,Eと摂ることで、免疫力UPなど
美容と健康には欠かせない、そして、一番身近な栄養素ですよね。
そんなビタミンCですが意外に知られていないのが
脳との関わりです。
今回はなぜビタミンCが脳に必要なのか、
効率の良いビタミンCの摂取方法や摂取量を
ご紹介していきます。
人間の脳にビタミンCが必須な理由
血液中のビタミンCの量が １だとすると 脳のビタミンCの量は２０倍も あるそうです。
それだけ脳にとってビタミンCが必要ということです。
人間がなぜ脳が大きく発達したのか。
ここにはビタミンCが鍵になっています。
脳にはビタミンCが多く必要であることがわかっていましたが、
どのようビタミンCが脳内へ入っていくのか、その経路は実は最近まで解明されていませんでした。
それが、以下の実験結果からビタミンCの脳への経路といかに
脳にビタミンCが重要かということが解明されました。
↓
東京大学医学部附属病院（東大病院）は1月14日、
培養細胞や遺伝子欠損マウスを用いた実験などから、
膜輸送体の一つであるSLC2A12トランスポーターが血液から脳へのビタミンC供給に重要な役割を果たすことを見出し、
「ビタミンC排出タンパク質：VCEP」と名付けたと発表した。
引用HP＊医療ニュース
面白いことに、遺伝子欠損マウス（ビタミンCが脳に運ばれないマウス）の脳は
小さくなることが判明したのです。
ビタミンCが脳に運ばれるから、人間の脳が大きくなり
文明が作られていったということ。
ビタミンCはすごい！！
こんな素晴らしい効果のあるビタミンCですが、
その摂取量は全く足りていません。
しっかりビタミンCを摂取して
体にも脳にもビタミンCを満たしていきましょう。
ほとんどの人は一日に必要なビタミンCの摂取量で足りない
厚生労働省が推奨する、一日のビタミンCの摂取量は
１～２歳 35㎎
３～５歳 40㎎
６～７歳 55㎎
８～９歳 60㎎
10～11歳 75㎎
12～14歳 95㎎
15歳以上 100㎎
大人であれば100㎎以上摂ってほしいのですが、
この100㎎は壊血病にならない最低ライン。
免疫力をUPしたり、美容のためにビタミンCを使うのであれば
全く足りていないのです。
では、どのくらい摂取すればいいのか。
おススメは3000㎎
果物でビタミンCを摂取しようとすると…
キウイ 1個（87）60㎎ →50個
いちご 5粒（61g）62㎎→300粒
みかん 1個（75g）30㎎→100個
バナナ 1本（90g）14㎎→214本
柿 1/4個（41g）29㎎→25個
リンゴ 1/4個（63g）2.5㎎→300個
パイナップル1/8（77g）20㎎→19個
無理ですよね…
もちろん3000㎎絶対摂らなくてはいけないものではないので、
果物や野菜で食べられる範囲で食べればOKですが
ビタミンCを常に血中に留めておくためには
1日3回
一回1000㎎がおススメです。
そして、ストレスや喫煙などでも
ビタミンCが大量消費されます。
摂取するだけでなく、無駄にビタミンCを消費しない意識を持って
生活していきましょう。
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